40代から簿記3級を始めた理由|働きながら学ぶことで見えてきたこと

生活の見直し

40代になって、初めて簿記の勉強を始めた。

資格を取って転職しようとか、キャリアアップしようとか、そういう大きな動機があったわけではない。もっとシンプルな理由だった。

お金の流れを、自分でちゃんと読めるようになりたい。

それだけだった。この記事では、なぜ40代で簿記の勉強を始めたのか、実際にどう進めているのかを書いていく。


始めたきっかけ——「数字は分かるが、構造が分からない」と気づいた

仕事でも生活でも、お金に関わる場面は多い。予算を見る、支出を管理する、将来の計画を立てる——こういった場面で、なんとなく数字は追えるが、構造が分かっていないと感じることが増えてきた。

例えば、損益計算書と貸借対照表の違いを説明しろと言われたら、うまく答えられなかった。会社の財務状況を示す数字を見ても、何を意味しているのか正確には分からなかった。

40代になると、お金に関わる判断をする機会が増える。住宅ローン、保険、資産運用、老後の準備——これらを「なんとなく」で進めるより、基本的な知識を持って向き合いたいと思った。

そのための第一歩として、簿記3級が一番取り組みやすいと判断した。


なぜ簿記3級なのか

簿記には1級・2級・3級があるが、最初から上の級を目指さなかった理由がある。

3級は「商業簿記の基礎」を学ぶ内容で、個人の家計管理や小規模なビジネスの数字の流れを理解するのに十分な内容だと感じた。難易度も高すぎず、働きながらでも取り組める範囲だと判断した。

また、3級を取得してから必要に応じて2級に進むという選択肢も残せる。最初から難しい級を目指して挫折するより、まず基礎を固める方が長続きすると考えた。


働きながら続けるための3つの工夫

40代で仕事をしながら勉強を続けるのは、20代の頃とは違う難しさがある。時間が限られている、疲れている、優先すべきことが多い——これらが重なると、勉強は後回しになりやすい。

実際に続けてみて、効いた工夫が3つある。

①1日の勉強量を「少なすぎるくらい」に設定する

最初は「1日1時間勉強しよう」と決めていた。でも仕事が忙しい日、疲れている日は1時間が重くて開かなくなった。今は「1日15〜20分」を基本にしている。短すぎると感じるかもしれないが、続いている。毎日少しずつ進む方が、週末にまとめてやるより定着する実感がある。

②テキストと問題集を1冊ずつに絞る

教材を複数買うと、どれを進めるか迷って手が止まる。テキスト1冊・問題集1冊に絞って、それだけを繰り返している。情報を絞ることで、余計な判断をしなくて済む。

③「完璧に理解してから進む」をやめた

分からない部分が出ると、そこで止まって深掘りしようとしていた。でもこれがペースを落とす原因だった。今は分からない部分はいったん飛ばして先に進む。全体像が見えてから戻ると、意外とすんなり理解できることが多い。


勉強を始めて変わってきたこと

まだ取得前だが、勉強を始めてから少しずつ変化を感じている。

会社の数字の見方が変わってきた。損益計算書を見た時に「これは売上から費用を引いたものだ」という基本的な構造が分かるようになってきた。当たり前のことかもしれないが、以前は意識せずに眺めていたものが、少し意味を持って見えるようになった。

家計の管理にも応用できる部分がある。収入と支出を記録するという行為は、家計簿も簿記も本質的には同じだと気づいた。簿記の考え方を家計に取り入れると、お金の流れが整理しやすくなる感覚がある。


40代から勉強を始めることへの正直な気持ち

40代で新しいことを始める時、「今さら」という感覚はある。若い頃にやっておけばよかった、という気持ちも正直ある。

でも、40代だからこそ腹落ちする部分もある。仕事や生活で実際にお金に関わってきた経験があるので、学んでいることが「使える知識」として入ってくる実感がある。20代の時に同じ内容を学んでいたとしても、ここまで具体的にイメージできなかったかもしれない。

始める時期に遅すぎることはないとよく言われるが、それを実感しながら続けている。


まとめ:40代で簿記を始めて感じていること

  • 大きな動機がなくてもいい——「お金の構造を理解したい」だけで十分
  • 3級から始めるのが現実的——基礎を固めてから上を目指す
  • 1日15分でも続く——少なすぎるくらいの設定が長続きする
  • 完璧主義をやめると進む——分からなくても先に進んで全体を掴む
  • 40代の経験が学びを深める——実体験があるから腹落ちしやすい

資格取得はまだ先だが、勉強を続けることで少しずつお金の見方が変わってきている。結果より過程で得られているものが、今のところ大きい。


働きながら効率よく学びたい方には、スキマ時間で進められる通信講座も選択肢の一つです。費用や学習スタイルに合わせて選んでみてください。

時間の使い方を整えることで、勉強時間も作りやすくなります。

▶ 時間の使い方が変わった話|40代で手放した優先順位

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